フルート吹きの魔法使い

その視線に気付いたのか、フランはるりの方に顔を向けた。
目が合ってしまい、顔が赤くなる。

「なんだ?見惚れてたのか?」

「や、違っ・・・!」

図星をつかれ、否定するもフランにはお見通しのようだ。
るりは堪らず枕に顔を隠してしまう。



「っ・・・!くやしいけどっ・・!その通りよっ!やっぱりアンタかっこよすぎるわ」

その言葉にフランは少し笑みを浮かべると、ベッドの脇に座った。

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