フルート吹きの魔法使い
「・・・そんなに見ないでよ。恥ずかしいから」

「どうして?ようやくルリを私のものに出来たんだ。見なきゃ損だろう?」

「いや・・・まだフランのものになったわけじゃあ・・・」

「あんなにキスしたのに?」


・・・やめて。それを言うのは・・・。
昨日のは、あれはちょっと流されてしまっただけで・・・。

フランはベッドから起き上がると、ルリに軽くキスをする。



「!!」



「一旦部屋から出てるから、着替えておいでよ。私の愛しいルリ」

そう言って、部屋を出た。


< 209 / 270 >

この作品をシェア

pagetop