フルート吹きの魔法使い
落ち込むるりをフランは優しく抱きしめた。

3年もすれば抱きしめられる事も当たり前になって。
むしろ抱きしめられる事が嬉しくて。

るりは何も言わず受け入れる。

「そんなところも可愛いんだけどね。これは後で一緒に片付けよう」

「うん。ごめんね、フラン」

「ついでにるりの物も整理しようか。もう少しで一緒の部屋に住む事になるし」

「えっっ!?」

いきなりの言葉に、るりはフラン顔を見上げた。

一緒の部屋に住む?
一体どういうこと!?


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