フルート吹きの魔法使い
るりは急いで手入れを終わらせ、手入れで汚れていた服から綺麗な服に着替えると、城の入口へと向かった。
綺麗な服といってもいつも着ている魔道着なのだけれど。
城の入口に着くと、部屋ではラフな格好だったフランが、いつもの鎧を身に着け立っていた。
その姿に思わずドキッとしてしまう。
いつも思うけど、フランの騎士姿は格好いいんだよなぁ・・・。
背筋がぴんとしていて、絵本の中の王子様みたいで。
この人が私の彼氏なんだよねぇ・・・。
なんか夢みたい。
「どうした?ぼーっとして」
るりに気がつきフランがそう声を掛ける。
どうやら知らないうちに見とれてしまっていたらしい。
るりは慌てて気を取り戻した。
「な、何でもないの!行きましょうか!!」
にこりと微笑み、フランの腕に自分の腕を絡ませ促した。
フランは戸惑いながらも、その絡む腕を嬉しく思いふっと笑みを零す。
「今日は積極的だな。ルリ」
「久しぶりだからね。いや?」
「全然。むしろ嬉しくてこのまま押し倒したい」
ばか、とるりは小さな声で呟き顔を真っ赤にさせる。
そんなるりにフランは更に破顔させると、冗談だよ、と言って歩みを進めた。
綺麗な服といってもいつも着ている魔道着なのだけれど。
城の入口に着くと、部屋ではラフな格好だったフランが、いつもの鎧を身に着け立っていた。
その姿に思わずドキッとしてしまう。
いつも思うけど、フランの騎士姿は格好いいんだよなぁ・・・。
背筋がぴんとしていて、絵本の中の王子様みたいで。
この人が私の彼氏なんだよねぇ・・・。
なんか夢みたい。
「どうした?ぼーっとして」
るりに気がつきフランがそう声を掛ける。
どうやら知らないうちに見とれてしまっていたらしい。
るりは慌てて気を取り戻した。
「な、何でもないの!行きましょうか!!」
にこりと微笑み、フランの腕に自分の腕を絡ませ促した。
フランは戸惑いながらも、その絡む腕を嬉しく思いふっと笑みを零す。
「今日は積極的だな。ルリ」
「久しぶりだからね。いや?」
「全然。むしろ嬉しくてこのまま押し倒したい」
ばか、とるりは小さな声で呟き顔を真っ赤にさせる。
そんなるりにフランは更に破顔させると、冗談だよ、と言って歩みを進めた。