ヤンキー?なにそれ、美味しいの?
苺花の言葉に、何かを考え込んでいたような安達くんは、ふっと表情を緩め、笑った。
「お前はずっとわかんなくていーよ」
「ええー!?なんでー!?」
駄々をこねる苺花の頭を軽く撫で、安達くんは立ち上がり、体育館に向かって歩き出した。
「…あれ、え、もう試合始まってるよ!!!?どうしよう安達くん!?」
苺花は慌てて安達くんを追いかける。
隣に並ぶ直前に見えた安達くんの顔が、なんだか少し険しかったようにみえたのは、気のせいだったかな、?