ヤンキー?なにそれ、美味しいの?
「安達くんは、来てくれないよ〜っ!」
「そ?案外苺花が誘えば来そうだけどなぁ」
いおちゃんの中で、
安達くんは、かなり苺花に甘いらしい。
全然そんなことないのにね?
むしろ冷たいよね?
「連絡は取ってるの?」
「ううん、全然とってないんだ〜…」
修学旅行で交換した連絡先は、大した連絡も取らないまま放置されている。
そんなことを考えながら答える苺花に、いおちゃんは驚いた顔。
「あんなにベッタリだったのに?飽きたの?」
飽きたって、、。
いおちゃん苺花のことなんだと思ってるの!
苺花は頬を膨らまして否定しました。
「違うよ〜!!用事がないんだもん苺花だって会いたいよっ!!」
「馬鹿ね、用事なんて要らないでしょ。そんなの会いたいって送ればいいのよ」
いおちゃんは、呆れたように笑っていうけど、そんな上級者のこと苺花にはできっこない。
拗ねたように首を振れば、いおちゃんは、意外と奥手なんだね、と笑った。