ヤンキー?なにそれ、美味しいの?
そして、次の一瞬。
ーーードンッ!!!
視界が金髪くんでいっぱいになった。
「き、きゃあああああっ!!」
教室の後ろの壁に、押し付けられた状態?
なんで一瞬でこんなことに…、
っていうかこの状況は、いわゆる壁ドン?
にしても、聞こえた悲鳴は、黄色い悲鳴なんかじゃない、まさしく悲鳴。
悲しい、鳴き声。
恐怖を感じさせるものだった。
って、なんで苺花、こんな冷静に解説してんだろ。
これ、結構ヤバイ状況かもだよね。
「…なあ、なんか文句でもあんのか?あぁ?」
ええ、この人怖い人だよね。
金髪だもんね、そうだよね。