ヤンキー?なにそれ、美味しいの?
「なんか、私たちのテント騒がしくない?」
いおちゃんの声に、グラウンドへと目を細めると、確かに人が多い。
様々な色のTシャツがいることから、ほかのクラスや学年の人も集まっていることが伺えて、苺花たちは首を傾げた。
「時間も時間だし、行こ、いおちゃん」
「そうだね、」
ここまで来る時とは、違う顔つきで
さらに大好きが深まったいおちゃんと腕を絡ませて、苺花は教室を後にした。