ヤンキー?なにそれ、美味しいの?
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「安達くんっ、安達くん!!!」


ドアを強く押しながら叫ぶ。

少しだけ開いた頃、安達くんはいつもの様にドアを引き開けた。

その勢いのまま苺花は、安達くんにぶつかり、倒れ込む。


「お前、体重かけるの危ないから辞めろって」


苺花の下敷きになった安達くんは、はぁ、とため息をこぼす。

安達くんを押し倒すような体制になりながら、苺花は叫んだ。


「体育祭、出よう!!!!」


肩で息をしながら、でもキラキラした表情で、苺花は安達くんに話しかける。


「…は?」


安達くんは、まるで初めて会った時のように目を丸くして、固まった。

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