ヤンキー?なにそれ、美味しいの?
だけど、安達くんを行かせたくない。
もう怪我してほしくない。
あんな寂しい顔、させたくない。
「まっ…」
待ってと言おうとした言葉は、いおちゃんの手によって塞がれた。
分かってる、いおちゃんは、苺花を守ってくれてる。だけど、、
勢いよく溢れ出す涙を垂れ流し、苺花は安達くんを止めようとする。
その苺花をいおちゃんは強く抱き締めて離さなかった。
内藤先輩は、そんな様子の苺花を見て、愛おしそうに笑う。