ヤンキー?なにそれ、美味しいの?

「襲うとかよくわかんないけど、
金髪、触りたくなっちゃって!!」


気が抜けた苺花が、元気よく微笑むと、
安達くんの切れ長の目がまた一瞬だけまるくなった。


「は?」

「だからっ、金髪!とーっても綺麗だから、触りたいなって!」


そう言って、再び髪に手を伸ばす。


安達くんは驚いて固まっていたけど、触れそうになるとすぐに苺花から遠ざかった。


……え、なんでえ……?
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