ヤンキー?なにそれ、美味しいの?

「…なんで触らせてくれないのっ!!」


さっきから触れそうになっても全然触れないっ!

もう、なんでなんでなんで!!!


「んでだよ、普通触らせねーし。」


苺花との距離を保ちながら、くしゃっと前髪に触れる。


うわあああ、苺花も触りたいっ!


その所作がとても様になっていて、苺花はさらに安達くんの金髪に興味が湧きました。


「いーーじゃんいーーじゃんっ!
ちょっとだけっ!!」


地団駄を踏みながら、子供のように訴える苺花。


「…は。無理。」


安達くんは、そんな苺花に目もくれずバッサリと切り捨てます。
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