ヤンキー？なにそれ、美味しいの？

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「今日この後は、京都を自由に散策してもらいますが、１人では行動しないように、お願いしますね。」


今は、
京都の歴史的建造物についての説明を、宿泊施設の中のホールのような大きなお部屋で聞いて、そのあとの日向先生のありがたい言葉の最中です。

歴史的建造物を知ることは今回の修学旅行の目的のひとつだったのかもしれないけど、正直とても眠たい話でした。えへ。


「やっと、京都散策だね！楽しみ！」


疲れた後にご褒美があるのはとても嬉しいこと！

こういう日程にしてくれた先生たちには凄く感謝したい。


「だね～、苺花は、清水寺に行きたいんだっけ？」

「うん！あとね、八つ橋が食べたい！」

「八つ橋は正直どこでも買えるからね…」

「えっそうなの！？」


呆れ顔で笑ういおちゃん。

呆れ顔でもそれはそれは綺麗で、
京都でもやっぱり、みんなの視線をかき集めているんです。


「えへへ〜」


自慢のいおちゃん♡

そんな気持ちで抱きつくと、いおちゃんは不思議そうな顔をしながら、苺花を撫でてくれた。