ヤンキー?なにそれ、美味しいの?
「安達くんは、怖い人なの?」
首をかしげると、再び歩き出した安達くんは、苺花の横を、頭に触れながら通り過ぎた。
「かもな。」
「ふーーん…」
通り過ぎた安達くんを慌てて追いかける。
「怖かったらどーすんの?」
隣に駆け寄ると、前を向いたままの安達くんはつぶやいた。
「うーん、、わかんない。苺花が思うまでは怖くないし」
素直に思ったことを言えば、
「自己中」
そう言って笑う。
「えー!?そんなことないよね!?」
「うるせー」
そんな風にじゃれ合っていれば、あっという間に自動販売機にたどり着いた。