君と私の距離


え?

優斗?杏里?

いっちゃんは、ゆっくりと私を離すと、

杏里と、優斗に私を託した。


そして、後ろから、

いっちゃんの、低くて、強い声、確かにいっちゃんの声だけど、
初めて聞く声だった。

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