君と私の距離


涙が溢れ出す。

止まらない涙。
ぼやけるいっちゃんの背中、

倒れてる裕也、
全部が全部見えなくなった。

目をつむった瞬間に
甘くて優しい懐かしい香りに包まれた。


その瞬間、私は、
あー、自分すごく体弱いんだな、と思いながら、

倒れてしまった。

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