君と私の距離


目を覚ましたら、

また病院だった。


夢じゃなかったのか、と思いつつ、
起き上がろうとして、自分の手を見る。

細かった。怖いくらいに腕も細かった。

あざだらけの腕、細すぎる腕、

自分が、怖かった。

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