君と私の距離


今なら間に合う、寝たふりをしたほうがいいかは、
いやでも、
ううん。初めては、今じゃないとやだ。いっちゃんじゃないとやだ。

そう思い、なんとか踏みとどまる。

すると、ゆっくりと足音が聞こえて、振り返ると、
濡れた髪に、火照った顔、割れてるお腹に程よくついた、筋肉
上半裸。

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