君と私の距離

私は、静かにまぶたに手を置く、
ゆっくりと伝う涙。

優斗は、震える声で話しを続ける。

「あいつ、優梨がめさますってわかったのかな、いきなり走り出したんだ、そんで病室に行って、優梨は、目を覚ました。」

私は、何度も頷く。

いっちゃんのおかげで今私はここにいる。

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