君と私の距離

優斗の方を見ると、照れ臭そうに鼻をかいてる。

口パクでありがとう、というと、何回も頷いてくれた。

すると、

「樹先輩!優梨幸せにしないと私が奪いにいきますから!」

力強い声、ビデオの中から、
だけど、震えてる声、

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