夏休みの勲章
でも、ここまで来たら引き返すなんてできない。


おじさんの工場の前をとおるとき、おじさんがいないか覗いてみたけど、おじさんはいなかった。


ただカブトムシのことを考えながら、一歩一歩すすんでいく。


確か…ここをまがって、あのビニールハウスの間に入っていくんだ。


もう少し…。


もう少しでカブトムシに会えるかもしれない…。
< 78 / 100 >

この作品をシェア

pagetop