夏休みの勲章
疲れていたのも忘れて、ビニールハウスの細道に駆けていく。


細道に横たわる縄みたいなものを見て、思わず後ずさった。


なが〜いヘビさんが横断するのを待ってから、また走りだす。


途中で何度か転んじゃうところだったけど、やっと山羊のお爺さん家にたどり着いたんだ。


もしかしたら、カブトムシはいないかもしれない…。


不安と期待で、胸が押しつぶされちゃいそうだった。
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