美男子の恋事情!
俺の腕の中で、恥ずかしさで震える春川さんを更に強く抱き締める。
あーやばい。完璧に堕ちた……
一度触れてしまったらもう戻れない。
温もりと、柔らかさ。香り。
もっと欲しくなる。
俺はほんの少し体を離すと、顎をクイッと持ち上げた。そして。
「いつか、セイラの全部を貰うから。覚悟しとけよ?」
ニッと口の端を上げて微笑むと、俺はピンク色の柔らかそうな唇を奪った。
何度も。何度も。彼女を求める。
息が苦しくて、俺の胸を力無く叩くセイラが愛おしい。
ーーーもう、彼女無しでは生きて行けない。