初恋ナミダ。
現在私を悩ませているもの。
その名は、頭痛。
多分、慣れないことに勤しみ過ぎたんだろう。
張り切って勉強してるのが仇になったとか、普段どれだけ勉強してないんだと自分でツッコミを入れたくなる。
それにしてもこの頭痛、私史上ナンバーワンの痛さかも。
休み時間になったら保健室行こうかな……
ていうか、今すぐにでも行って横になりたい位だったり。
脈打つような痛みは休むことなく私を襲い……
「先生」
ついに耐えきれなくなって、私は手を挙げた。
黒板と向かいあっていた椎名先生が振り向き、私をその瞳に捉える。
「どうした?」
今しがたまで説明していた淡々とした口調で問う先生。
それは、いつもの椎名先生ではあるんだけど……
なぜだろう。
少しだけ残念な気持ちになるのは。