史上最強恋愛警報!
「わ、私は…何も……」
「ヒナちゃん、もう謝らなくていいよ。
ヒナちゃんは何も悪くないんだからね」
ニコッと笑って頭を優しく撫でてくれる。
それになんだか安心して、
笑顔を返した。
「…キミは、お引き取り願えるかな?」
「…っ!」
女の人は周りの何人かの女の子を連れて、その場から走り去るように帰っていった。
「お騒がせして申し訳ございません。
……ただ、他にも彼女たちのようにこの子に何か言ったりするのであれば、容赦なくおかえり頂きます」
そう言い終わった真琴先輩は、
おいで、と優しく耳元でつぶやいて
会場から出た。