史上最強恋愛警報!
「当たり前だけどさ」
生徒会室から出て教室へ向かってる途中、
一歩前を歩いてた鳥羽くんが、口を開いた。
「女に飢えた男しかいねーから…
気をつけて。
んで、なんかあったらすぐ言えよ」
「…ありがとう…鳥羽くんって、実は優しいんだね」
「なっ…!うっせ!」
褒められたりするとすぐ顔赤くなるんだ…。
怖い顔してるけど、実は真っ直ぐな人でピュアなんだなぁ〜。
「じゃあ、担任に呼ばれるまで廊下で待ってて」
先に教室に入った鳥羽くんの背中を見つめながら、すぅっと深呼吸をした。
緊張しないわけがないじゃん。バクバクしてる。
でも、ここでしっかりやっていかないと、
私の高校生活は終わっちゃうから。
それだけは嫌だ…!!