史上最強恋愛警報!
「ふふ、そんなに堅くならないで?」
キレイな部屋に連れて行かれ、
私の緊張はMAX状態。
クスクスと笑っている姿は、
どこかのお姫様みたいで……
こんなステキな人が真琴先輩の愛した人だと思うと、
心のズキズキは、増すばかりだった。
「私はね、九条グループの令嬢なの」
「れ、令嬢!?」
そりゃあ、みんな挨拶するよね!?
そんなところに招かれるなんて…
やっぱり、真琴先輩関係なんだろうな。
「真琴と私の間に一体何があったのか、
もう聞いたかしら?」
九条さんの言葉に頷いた。
そんな私をみて、九条さんはクスッと口に手を当てて微笑んだ。
それだけでも絵になる人だな……。