史上最強恋愛警報!
それにしても…。
そう言ってじっと私を見る真琴先輩。
ど、どうしたんだろ…?
「そのドレス、すごい似合ってる」
へ、へぇ!?
まさか、そんなこと言われると思ってなかったから……
「真琴先輩のお母さんの会社のドレス…です。
昔、私の母が着てたらしくて、
おじさんから借りてきちゃいました」
えへへっと笑うと、真琴先輩がいつの間にか目の前にいて、
突然のことで私の思考は追いつかない。
そっと頬に真琴先輩の手が添えられる。
今までに無いくらい、
心臓がバクバクいってる。
そしてその手は私の髪の毛に触れて、
その髪の毛を耳にかけられた。
「うん…可愛い」
「な……っ!」
そんな優しい表情で言うのは反則ですよ〜〜っ!