史上最強恋愛警報!
「17点……」
採点し終わった問題用紙をみて言葉を失った。
「本当に数学が苦手なんだね…」
真琴先輩もその問題用紙を覗き込むように見てから苦笑い。
「すみません……教えてもらってるのに…」
「謝ることはないよ。
俺の教え方が悪いんだから、ごめんね」
真琴先輩のせいじゃないのに……。
物分りが悪い私のせいなのに……。
「それじゃあ、罰ゲームね!」
「うぅ……何するんですか?」
そう尋ねると、ニコッと笑って私の方へ近づいてきた。