史上最強恋愛警報!








―――――数日前―――――




「はぁ!?転校!!?」




「そうなのよ〜…雛子には悪いとは思うんだけど、
叔父様が理事長を務める東京の高校に転校することになったのよね」




お母さんの言葉にただただ驚くしかない、私、高野 雛子。




東京って……すっごい都会じゃないですか!
しかも関東じゃないですか!

私たちが住んでる場所、九州だよ!?




「でもそんな……」




「ちょうど、お父さんも東京に行かなきゃで、
お母さんも単身赴任のお父さんについて行くって決めてたのよ。
でも、雛子を置いていくなんてそんなの嫌で…
ダメかしら?」




お母さんもお父さんも、私のことをよく考えてくれてすごく優しい。




そんな両親だって、友達と離れ東京へ…なんていう私の気持ちが分かってないはずがない。

きっと考え抜いた結果なんだろう。




そう思うと、行くしかない…よね。









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