史上最強恋愛警報!
「…うん、ありがとう高野さん」
「え…」
「俺に気をつかってくれたんだよね?
仕事ばっかしないで部屋に戻って少しは休んだり、部屋で仕事したりすればいいって伝えたいんだよね?」
私と同じ目線になってニコッと笑う宮間先輩に驚きが隠せない。
今まで私の気持ちが確実に伝わったことはなかったのに…
なんで分かったんだろう?
「…そ、です」
なんだか泣きそうになって俯くと、
頭をぽんぽんされた。
「じゃあ、その言葉に甘えちゃおうかな。
ホームシックになっちゃうんだもね、ヒナちゃん」
「は、恥ずかしいのでやめてくださいっ!
それに…ヒナちゃんって……」
真澄くんと同じ呼び方なのに、
真澄くんとは全く違った感じがする。
「俺のことは真琴でいいよ。
これから同室なんだし、よろしくね」
…なんだか楽しめそうな、そんな気がする。