史上最強恋愛警報!








「私、真琴先輩が好きです!」




「……え?」




真琴先輩に話を聞いてもらうには、
“告白”しかないと思った。




あってるか間違ってるかなんて分からない。
だけどこれが、私の導き出した答え。

それを、貫き通さなきゃダメだ。




“真琴が男子校に通った理由はね、

中学の時、病院の跡取り息子で
母親がMiyaの社長ってことで女の子が絶えなかった。

元カノも、それが目当てで本気だった真琴は、すごく傷付いたんだ”




いつしかの、直央先輩の言葉が頭を過る。




「こんなこと、真琴先輩に迷惑だって、
負担になるだけだって分かってます。
だから……言うつもりなんてなかった…。」




言っちゃダメだって、
自分を抑えて抑えて……

この気持ちはしまおうって、




心の奥に鍵をかけておこうって、
決めてたことだった。









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