史上最強恋愛警報!








3人が先に食券を買いに行ったおかげで
真琴先輩と2人になった。




「うるさい奴らでごめんね…」




「いいえ!全然平気ですよ。
なんだか仲間に入れてもらえたみたいな感じがして、すごく嬉しいし…」




それは本当に心から思ってること。




ずっと不安だったにも関わらず、
学校に来てみれば男子校でしかも共学プロジェクトがどうとか言って…


女の子の友達が九州にしかいないわけで
ただただどうしようって焦ってた。




でも、そんな中でどこか抜けてる三波先輩。

可愛くて、癒してくれる真澄くん。

すごい怖い雰囲気なのにすごく優しい鳥羽くん。




そして、私を気にかけてくれて励ましてくれる真琴先輩。




生徒会のそんな個性的な性格のおかげで、
私の心はものすごく救われたんだ。




「感謝しなきゃいけないこと、たくさんあります」




「…ヒナちゃんはもう、仲間であり、俺と直央からしたら可愛い後輩であり、晴大からしたら友達であり、愛斗からしたら先輩だよ。

何かあったらいつでも言ってね。
俺も、可愛い後輩から頼られて嫌な気なんてしないからさ」




真琴先輩のニコッと笑った笑顔は、
いつも心を救ってくれる。




笑顔ってこんなにもステキなことなんだ。




「…真琴先輩も、溜めすぎたら怒りますからね」




「あはは、それは怖いね。気をつけないと。」




そんな話をしていたら三波先輩に急かされたので、真琴先輩と急いで食券を買った。









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