史上最強恋愛警報!
涙を拭って、きりっとした表情に変える。
「お、どうした急に」
晴大くんの言葉で、
他の3人が私の方を見た。
「もう、泣きません!
……卒業式が終わるまで」
さすがに、もうこれから泣かない!
っていうのは、自分でもムリだと思った。
だから、せめて終わるまでは……。
「はははっ、俺も正直、
卒業式の後はどうなるかな〜って感じなんだよね!」
眉毛を八の字にしてそう言う直央先輩は、
今日は制服を着崩さず、ちゃんと着てるから、なんだ違和感。
でも、新鮮な感じがする。