史上最強恋愛警報!
「みんなよりちょっと仕事が多いぐらいだよ」
「え?」
「今、これ全部俺の仕事なんだって思ったでしょ?」
クスクスと笑いながらそういう真琴先輩。
なんですか、スパイですか。
「いくらなんでも多すぎです」
「ヒナちゃんはこんなに無いから大丈夫だよ」
…私は真琴先輩の心配をしてるんだけどなぁ。
時期的にもうすぐ文化祭だから、普段よりも仕事があるのかも。
何も言わずに紙の山から多めに取ると、
真琴先輩は目を見開いた。
「何をすればいいですか?」
「いや…でも、」
「何をすれば、いいですか?」
負けじと今度は強めに聞くと、真琴先輩は諦めたように苦笑いしてから、仕事の内容を教えてくれた。