史上最強恋愛警報!
でもやっぱりキツい。
まだ半分も来てないんだもん…。
「無理!帰ろう!」
「アホか」
周りには誰もいなくて、
鳥羽くんと2人きり。
みんなどんどん先に進んで行っちゃった。
鳥羽くんは私の歩くペースに合わせてくれてるんだ。
「ほら、荷物貸せよ」
「あと少しだろ」
「1人じゃないんだから、いいだろ」
「ほら、がんばれよ」
ずーっとこうやって声をかけてくれてる。
鳥羽くんって、すごく人思いな人なんだなあ。
でも、すごく助かってる。
1人だったら、もう立ち止まってたもん。