史上最強恋愛警報!
「じゃあ、これとこれとこれを…」
「待って下さい!」
今は三波先輩と倉庫にいるんだけど…。
なんですかこの荷物の運ぶ量!!
「うーん、雛子ちゃんの言いたいことは
すっごく分かるんだよねぇ…」
そういいながら苦笑いする三波先輩。
「晴大も愛斗も他にやることあってさ、
真琴に頼むなんてもっと出来ないでしょ?」
た、確かに……
しかも真琴先輩なら無理してでも
いいよって言いそうかも。
「それですっごく申し訳ないとは思うんだけど、
雛子ちゃんしか他にあてがなくて、
別に暇人とかしういう意味じゃないよ?!」
でも確かに、鳥羽くんと真澄くんは各クラスの
必要なものをあさり出して、
買出しに行ったりもしてる。
真琴先輩は毎晩のように資料と戦って、
売店許可書なりなんなりを書いてる。
そりゃあ、私しかいなくなるわけだ…
「…納得です」
「本当にごめんね…」
しゃん、と申し訳なさそうに言う辺り、
本気で申し訳ないと思ってるんだろうなあ。