史上最強恋愛警報!
それから順調に荷物を運んで行って、
倉庫の物もあと少し!となったところで…
ドサッ
最後の小さい箱を持っていこうとしたけど
高い位置にあったから背伸びしたら、
小さい箱が思ってたより重くて尻もちをついてしまった。
「いったぁ……」
地味に痛くて、涙が出そう。
はぁ、とため息をつくと、突然後ろから
雛子ちゃん!?という声が聞こえた。
「あ…三波先輩……。」
「どうしたの!?ケガした?どこか痛い?」
すごい必死に聞いてくる三波先輩に驚きながらも、何でこうなったのかを説明すると、
はぁ…とため息をつかれてしまった。
「無理して取っちゃダメだよ」
「すみません…」
「立てる?」
三波先輩は少ししゃがんで、手を差し出した。
私はその手を、はい、といいながら握って、
立たせてもらった。