史上最強恋愛警報!
軽音部の演奏で体育館は大盛りあがり。
なんとか前夜祭は良い雰囲気で終わった。
そして、片付けからは生徒会のお仕事。
そこら辺に転がった楽器の機材や、
クラッカーのゴミ、アンプ…
様々なものを舞台裏に持っていき、体育館を掃除する。
いい盛り上がり方をして、真澄くんと「成功だね!」って笑いあった。
きっと、真琴先輩も褒めてくれるよね。
クラッカーのゴミを袋に詰めて、それを持ち上げる。
「あ…」
やばい、前見えない。
そう思って諦めて下ろそうとした時、
バランスを崩して後ろへ倒れそうになった。
絶対痛い…!と目を瞑って衝撃に備えたものの、
いつまでたってもその衝撃は来ず、恐る恐る目を開けると私の下に土台となってしまった真澄くんがいた。