史上最強恋愛警報!








だんだんほっぺが熱くなってきた。
自分でも分かる…


絶対今、真っ赤だ。




「ふふっ、口についてるよ」




真琴先輩はそう言って、
顔を隠すように持っていたわたあめを優しく取り上げた。




完全にあらわになった私の真っ赤な顔を、
優しい目で、優しい微笑みで見ながら、
口元に付いたわたあめをとって

…ぺろっと舐めた。




「なっ……!なにを…してるんで、すか!」




恥ずかしさのあまり、カタコトで先輩に聞くけれど返ってそれが逆効果みたい。




「リンゴみたいに真っ赤だったから、
つい、いじめたくなっちゃった」




そう笑顔で言う真琴先輩は




………すごく意地悪だ。









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