史上最強恋愛警報!
「本当?すごく助かるよ!」
そう言ってから再び勉強を再開する。
そうだよね…3年生だもん。
大学受験があるんだもんね。
朝ごはんの準備をしながら、
つい気になって真琴先輩に質問をしてみる。
「どこの大学行くんですか?」
「ん〜全国1番の東京の大学かな?」
……はい?
…それってあの、T大!?
そんな私にとって夢のようなところを志望しているのですか!?
「そんなに驚く?」
クスクスと笑いながら言う先輩に、
何度も頷く。
「そこに行かなきゃ親がうるさいからね」
「…?なんでですか?」
そう聞くと真琴先輩は苦笑いしてから、
ちょっとね…と呟いた。
…何かあるんだろうなあ。