史上最強恋愛警報!
「これは嬉しいから笑ってるんですよ」
「うーん、それならいいかな?
悲しい時の作り笑いじゃなければ、ね」
食器の片付けは俺がやるね、と言って
私が否定するのが分かってたのか、有無を言わさず私の分の食器まで持って行って片付けを始めてしまった。
「ほんと、スパイみたい」
小さく呟いたはずなのに、真琴先輩には聞こえてたみたいで、クスクスと笑われた。
そんな真琴先輩を見てドキドキしてるのは、なんでだろう。
というか、最近真琴先輩を見る度に落ち着かなくなっている自分がいるんだ。
文化祭の日、わたあめ事件(勝手に呼んでる)からずっとこんな調子なんだ。