史上最強恋愛警報!
「それから、お前顔色悪いから、早く寝ろ」
「えぇ!?そんなはずないと思うけど…」
確かに少しぼーっとして、
たまにクラクラするけど…。
そんなはず、ない。
放課後、生徒会室でそれぞれが時間を過ごしていた。
真琴先輩は仕事。
直央先輩と愛斗くんは一緒にゲーム。
鳥羽くんは寝てて、
私は今日の宿題を終わらせてる。
でもさっきから座ってるのがしんどい。
気づかない振りもここまでかもしれない。
もう認めよう。熱があるよ、これ。
「…はぁっ、すみませ…ん」
「ヒナちゃん?」
1番最初に声を拾ってくれたのは、
真琴先輩。
真琴先輩が声をかけると、他の3人もこっちを向いた。
「身体、重くて…しんどい…ので」
「…もしかして、熱ある?
少し顔が赤いよ」
真琴先輩の言葉に頷くと、
鳥羽くんがため息をついた。
「だから休めって言ったんだ」
「だって…風邪きらいなんだもん」
いつも1人だったから、
寂しくてなんだか怖くて。