史上最強恋愛警報!
《 真琴 》
「すーっ、すーっ」
規則正しい寝息が聞こえてホッとする。
もう少しで、直央たちも来るはずだけど…
「真琴!」
あ、きたきた。
しーっと人差し指を立てて直央に言うと、
ハッとして口を手で覆った。
「会長、どんな感じっすか?」
「うん、目覚めたら寮に戻るよ」
そう言うと、3人とも安堵のため息をついた。
「…変だなあ」
「ん?真琴、どうした?」
「いや……」
だって、ヒナちゃんは今朝から明らかに俺を避けてたのに…
今までの会話や接し方を見て普通だった。
なんだったんだろう?