史上最強恋愛警報!
「…ありがと」
そう言うと、愛斗くんはニコッと可愛らしい笑みを浮かべて自分の椅子に座りなおした。
口の中でアメを転がしながら、
ぼーっと考えるのは…
真琴先輩のこと。
そりゃあ、生徒会長だし
お喋り会にももちろん出席するんだろうけど…
その場にはいたくないなあ。
なんか、苦しくなりそうだから。
見ていたくは……ないかな。
「高野、なんかあった?」
鳥羽くんの言葉に他の3人の視線が私に集中する。
私は俯いたまま、首を振った。
「……落ち着くまで、生徒会室に来るな」
「ちょっ……晴ちゃん!?」
驚いて鳥羽くんの方を見ると、
その目は怒ってるわけではなく、
私に何かを訴えかけてる目だった。