史上最強恋愛警報!
会場はシーンと静まり返る。
……もしかして…
完全に私が悪者になってる!?
「ねえ、どうしてくれんのー?
ベッタベタなんだけど。」
「…すみません」
なんで私が謝ってるの?
元と言えば、この人が私に足を引っ掛けたのが原因なのに。
明らかにわざと起こした事件なのに。
女の人の手に転がされてる私は、
見られたくなかった。
「あーあ……さいっあく!」
「ちゃんと謝りなよ。
許されると思ってんの?」
おじさん……
私やっぱり、楽しめそうにないや。
部屋にこもってたほうがよかった。