【完】わたしの恋のキューピッド
私は蓮の胸の中で声を出して泣いた、
蓮に抱きしめられてたおかげで
周りに私の声はあまり聞こえないようだった
でも結局、周りの視線を予想以上に浴びた。


一泣きして落ち着くと、
私と蓮はは境内の石段の上に座った。


蓮はどこに持っていたのか、
ペットボトルのお茶を取り出し私にくれた。


「ありがと・・・」


「お前さ・・・なんで逃げたんだ?」


今まで黙っていた蓮が質問してきた。


「逃げたって・・・?」


私は少しとぼけたように聞き返した。


「真司先輩と美雪って人のこと。
なんで逃げた?」


また同じことを聞かれてしまった。


「逃げたつもりじゃ、ただ、
真司先輩は美雪さんと一緒のほうが
楽しいかと思ったから」


「そんなわけないだろ!?」


「なんでわかるの・・・?」


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