【完】わたしの恋のキューピッド
「蓮、わかった!私もう少し頑張ってみる!
先輩とちゃんと話す!告白する!!」


「・・・っ!
そうか、がんばれよ・・・!」

「うん!」

私は部屋を出ると先輩のもとへ向かった。




部屋に一人残された蓮は、
透けてた自分の手が戻っていくのを眺めていた。

あの事は言えない・・・。
言うと今の関係が壊れてしまう


「今のまま、
この距離が俺には1番丁度いい距離なのにな・・・、
皮肉なもんだな・・・」

ずっとこのままじゃいられないんだ、
もうすぐこの関係は・・・



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