【完】わたしの恋のキューピッド
ダメ・・・泣きそう・・・

「でも!それは幼なじみとして!」


「・・・え!?」

「幼なじみとして、大切な友達」


「それじゃあ・・・、
私のことは・・・?」


「優木さんは違うんだ・・・」

・・・違う?

「優木さんは、美雪とは違う”好き”なんだ」


「それって・・・」


「初め、告白されたとき正直動揺した
その時は部活を優先したいし、
恋愛なんてって・・・思ってた・・・
だから、断ったけど・・・」

蓮に出会ったときだ・・・


「それでも、お弁当作ってくれたり、
バスケの試合の応援に来てくれたり・・・」

蓮にアドバイスをもらったんだった・・・


「お祭りで、優木さんが一度帰ろうとしたときかな・・・
多分その時に好きだって気づいたんだ」


蓮が励ましてくれたんだ・・・
さっきもそうだ・・・

「一度告白を断った俺をまだ好きでいてくれるなんて、
よっぽど頑張り屋で、芯が強い子なんだなってね!」

違う、私は頑張りやなわけじゃない、芯が強いわけでもない・・・

蓮が一緒にいて、応援してくれたから・・・!

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