【完】わたしの恋のキューピッド
「何言ってるの?あなたのいとこでしょ~?」


お母さんは笑いながら言った。



もしかして、キューピッドのことかな?


「あ、あぁ。
そうだったね!ごめんごめん!」


わたしは焼いてあった食パンを急いで食べて
牛乳を一気に飲んで、玄関を出た。


「遅いぞ!
もうすぐ真司先輩は学校に着く頃だ!急ぐぞ!」


「う!うん!
でも、うちから学校は割と近いから
そんなに急がなくても・・・!」



「いいから走れ!」



「そ、そういえば君、蓮っていう名前なんだね!」


「ん?あぁ!
ここでは相川蓮っていう名前にしている!」



「そ、そうなんだぁ!」


蓮は全く息を切らさずに走り続けた。



学校の近くに来ると、
真司先輩が見えた。



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